ホテルにwifiを導入する際に、気を付けなければならないことがあります。それはセキュリティ対策です。安価で構築することが可能な反面、セキュリティが弱くなってしまうこともあります。ホテルなどに導入する際には、様々なリスクを回避し、より安全に使用してもらえるように細心の注意が必要になってきます。
誰もが使用可能であることから、多くの問題が考えられます。盗聴やなりすましといったものもその一つです。これらの問題が発生することで、大きな被害を使用者に与えるほかに、設置した側も企業イメージが下がるなどの被害を負うことにつながりかねません。より安全に使用することができるということが、使う側と設置する側の双方にとって大事なことです。そのためにも安全対策について事前にしっかりと調査しておくことが重要なのです。
暗号化やフィルタリングで対策しよう
暗号化を行うことで対策をとることができます。行う際には、WPA/WPA2による設定を施します。WEPによる設定は安全性の面から使用しないほうがよいとされているのです。暗号化に関しても、専門的な部分となってくるので、事前の調査やわからないことは業者へ質問することが大切です。
ホテルは青少年が利用することも考えられますので、フィルタリングによる規制を行うことも大切です。違法な情報や有害な情報を閲覧できないようにするのです。フィルタリングを実施するだけでなく、フィルタリングを販売や提供しているサイトの紹介を行うことでも、規制することができます。万人が使用するということを常に念頭に置き、犯罪などに巻き込まれるケースも考慮しながら、対策を練ることが重要です。
ホテルに導入する際には従業員にも教育を
導入して、セキュリティ対策を施すとなった時は、従業員への周知と共に、教育を徹底する必要があります。wifiに関する知識はあっても、セキュリティのこととなると、知識を持つ人は少なくなります。そのため、従業員の意識を向上させるための教育をしっかりとすることが大切です。
導入前のミーティングが重要です。設置はされたが、そもそも説明が何もなくわからないという状態ではいけません。情報リテラシーを高めると共に、知識の向上に努めなければなりません。ホテルの従業員内での規定を定め、マニュアルなどを作ることでより対策に関する意識を高めることができます。実際にあった事例なども踏まえて説明することでよりイメージが掴みやすくなります。セキュリティ対策をしっかりすることでwifiはより便利なものになります。